「モナコイン(MONA)ってどんな通貨?」
「モナコイン(MONA)は特徴が知りたい」
モナコイン(MONA)は2013年12月に日本の2チャンネルから生まれた仮想通貨で、2019年6月5日にはコインチェックへの上場も果たしており、2019年6月6日時点では時価総額ランキング55位になっています。
日本で生まれた通貨というだけでモナコインへ投資してみたいと考える方は多いのではないでしょうか。
しかし、モナコインについて何も知らないまま投資をするのは不安ですよね。
そこで、本記事では初心者の方向けに仮想通貨モナコインの今後や特徴について解説していきます。
目次
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モナコイン(MONA)コインとは?
モナコイン(MONA)コインは、2013年12月に日本の掲示板2チャンネルから誕生した仮想通貨で、オンライン上での少額決済で利用されることを目的に開発されました。
モナコインのロゴからもわかるようにアスキーアートで有名な「モナー」をモチーフにされており、日本人を中心としたコミュニティ内のマーケットやリアルタイム動画配信の投げ銭などで利用されています。
また、 ビットコインではひとつのブロックを生成するのに約10分間を必要するのに対し、モナコインでは90秒で送金処理を完了させることができるため、比較的短時間での送金を行うことができます。
さらに、ビットコインでは、取引量が増加すると取引処理に時間がかかり送金の遅延や手数料の高騰などのスケーラビリティ問題を引き起こします。
しかし、モナコインではスケーラビリティ問題を「SegWit」というデータ量を圧縮する技術を利用することで解決しています。
実は、Segwitの導入を世界で初めて成功させたのはモナコインです。
モナコイン(MONA)の今後・現在価格
2019年5月30日の時点では1MONA119円としていましたが、翌日の31日で1MONA381円にまで膨れ上がっていました。
これはモナコインが仮想通貨取引所コインチェックに上場したことにより、一時的に価格が高騰したと考えられます。
その後、価格は高騰後の反転で2019年6月6日時点で262円に落ち着いています。
モナコイン(MONA)の特徴
モナコイン(MONA)の特徴は以下の3つです。
- モナコインは高い実用性がある。
- 世界で初めてsegwitセグウィット実装している。
- モナコインのコミュニティが強い。
モナコインの高い実用性
ビットコインを含む多くのアルトコインは投機対象として見られがちです。しかし、モナコインはすでに多くのサービスで実用が可能です。
具体的には以下のようなサービスで使われています。
一つずつ詳しく見てましょう。
Monappy(モナッピー)
モナコインは2014年4月30日に「Monappy(モナッピー)」というオンラインウォレットとモナコインを利用したショッピングサイトをリリースしています。
Monappyでは、すべての参加者がイラスト・記事の投稿から売買、ユーザー間でモナコインを用いて投げ銭をすることもできます。
しかし、Monappyは2018年11月にハッキング被害を受けており、約1000万円のモナコイン(MONA)を流出させてしまっています、この影響で、モナコインのサービスは現在も停止しています。
tipmona(チップモナ)
tipmonaとは、twitter上でモナコインを送ることが出来るシステムです。登録は一切不要で、Twitter上へのツイートのみで完結できるため一部では頻繁に利用されています。
モナコインと一緒にメッセージを添えることができ、通常の送金としての使われ方としてよりも、投げ銭や感謝を示すような使われ方が主になっています。
実店舗でも利用可能
実店舗での支払いも使用可能です。
秋葉原のPCショップ「ark(アーク)」や、メイドカフェ「プリモプリマ」で支払いができます。また、コミックマーケット(通称コミケ)などでも支払いが可能で、現在はオタク向けサービスで使われることが多いです。
ただ、オタクといっても日本のオタク文化は世界に誇れるもので、オタク文化の発展とともにモナコインが世界に普及していくかもしれません。
世界で初めてsegwit(セグウィット)実装
segwit(セグウィット)とは、仮想通貨のスケーラビリティ問題を解決する一つの策です。簡単に説明します。
現在の仮想通貨は、取引流通量がブロックチェーンの処理を超え、取引の遅延や停止が心配されています。segwitを実装すれば、取引サイズが縮小され、円滑な取引を持続させることができます。
このsegwitは、ビットコインでもすでに実装されていますが、技術的な問題などにより長い間、実装するか否かを議論されてきました。
しかし、モナコインはその技術的な問題をクリアし、世界で初めてsegwitを実装した仮想通貨となりました。
このことからわかるのは、モナコインはただのネタコインとしてではなく、技術力は世界に誇れる仮想通貨ということです。
モナコインの強いコミュニティ
仮想通貨の普及は、技術力や実用性以外にも、その仮想通貨特有のコミュニティがあるかも重要になってきます。例えば、NEMやライトコインは、技術力、実用性に加えてコミュニティの強さがあることにより時価総額トップ10に入っています。
モナコインも、同じく強いコミュニティがあり、それが日本のオタク文化を支える2チャンネルです。
もともとは、海外大手掲示板発祥のネタコイン『Dogecoin』に触発され、当時の2ちゃんねらが開発をはじめました。
そのような経緯があるため、モナコインは5ちゃんねるの強いコミュニティを背景に持つ、仮想通貨です。
モナコインの特徴のポイント
・すでに広く実用されている
・技術力が求められるsegwitを世界で初めて実装
・オタク圏に支えられた強いコミュニティ
モナコイン(MONA)の将来性
特徴でモナコインが優れた仮想通貨であることを書きました。しかし、モナコインを購入するかどうかに悩んでいる方であれば、将来性が知りたいですよね。
ここからはモナコインの未来、将来性を書いていきます。投資するか悩んでいる方は読み進めてください。
ここで紹介する将来性は以下の3つです。
それでは見ていきましょう。
投げ銭文化とともに普及
もともとは、ストリートミュージシャンやストリートマジシャンなどに賞賛や謝礼として渡すお金でしたが、デジタルコンテンツなどの普及により、ネット上の投げ銭文化が広まってきています。
モナコインは投げ銭文化とともに広まるでしょう。実際、上記で挙げたtipmonaなど、モナコインを投げ銭として送る文化がすでに広まっています。今後は気軽に送れるモナコインが”投げ仮想通貨”としてのシェアが増えてくるかもしれません。
国産通貨としてのブランド
モナコインは、2ちゃんねる発祥の仮想通貨で、実は日本で一番初めに作られた仮想通貨です。日本人は国産、初、という文字に弱いため、モナコインが日本での普及する未来は容易に想像できます。
また、2ちゃんねるで使われる言葉は徐々に一般市民へも広まりを見せます。例えば、”草”や”リア充”などのルーツは2チャンネルです。
モナコインも同じように、現在はオタクコミュニティで使用されることが多いですが、将来的には、一般市民へと広まるかもしれません。
アトミックスワップ
アトミックスワップとは、銘柄の異なる仮想通貨の交換を円滑にするシステムです。
従来の仮想通貨の交換は、仲介者が存在しなければ、片方が受け取ってすぐ逃げ出すなど、責任を果たさない可能性があり、仲介者が存在していました。
しかし仲介者が存在することで、手数料と時間がかかり、仲介者を必要としない取引システムのアトミックスワップが求められていました。
モナコインはそのアトミックスワップの実装に成功している仮想通貨の一つです。そのほかに実装している仮想通貨は、ビットコイン、ライトコインなどメジャー銘柄が多いです。
また、モナコインのアトミックスワップに対応したのは日本人で、日本人の技術力の高さが伺えます。
モナコイン(MONA)の今後のまとめ
モナコインは、名前やルーツからネタコインとして捉えられがちですが、世界初のsegwit実装やアトミックスワップ導入など、実は技術力で他のアルトコインより優れている部分があります。
また、現在アルトコインは投機対象として人気を集めていますが、モナコインは投げ銭など、使用目的の売買が多く、将来性のある仮想通貨と言えるでしょう。
ちなみに、モナコインは去年の初め、3円でした。それが年末には1800円までに上昇しており、実に600倍の価格上昇率でした。モナコインの価格変動はかなり大きく、一時は0.1円の時もありました。
現在(2018/03/27時点)の価格は300円ほど。ポテンシャルは十分高いので、これからの成長に期待できます。
モナコイン(MONA)の購入方法
モナコイン(MONA)は国内取引所のビットバンク、ビットフライヤー、フィスコで購入することができます。
しかし、ビットフライヤーは新規口座の開設を中止しており、フィスコ(元ザイフ取引所)は一度ハッキングにあった取引所です。
そのため、取引手数料も安くハッキング事件も起こしていないビットバンクを利用されることをおすすめします。
また、ビットバンクでは時価総額ランキング3位のリップル(XRP)を現物買いすることができ、取引量も国内外でトップクラスを誇っています。
これから仮想通貨を始められる方は、この機会にビットバンクの開設をしてみてはどうでしょうか?
5 | 追記情報
2018/05/01追記
ツイキャスでモナコインの使用が開始されました!
【新機能】ユーザーがツイキャス上で仮想通貨(モナーコイン・ビットコイン(近日中))を保有できる「ウォレット」機能を追加しました。アイテム機能(お茶)を通してユーザー同士で仮想通貨を送り合うことや仮想通貨でツイキャスポイントを購入できます。
ヘルプページ↓https://t.co/qgjXk0iUFW pic.twitter.com/pVNQOBOiPW— ツイキャス公式 (@twitcasting_jp) 2018年4月25日
ツイキャスにモナコイン実装ってすげーよなぁ。仮想通貨の普及ってこういう所からだよ。
各コイン自体が人を連れてくるケースがどんどん増えていくと思う。
マイナーとかゲートウェイとかPOIがどうとか、今から入ってくる人達が理解できるわけないでしょ。— 【仮想通貨】ALIS全然関係ない人 (@alisman_nuhaha) 2018年4月27日
ツイキャスの登録ユーザー数は2000万人以上です。2000万人がモナコインを使い始めると考えると、かなりモナコインに資金が集まると考えれるでしょう。
2018/05/20追記
モナコインのブロックチェーンがselfish Miningと呼ばれる大規模攻撃を受けました。
モナコインにおいて Reorg が発生したことを受け、お預入に必要な承認数を一時的に上げました。
本事象に関しまして、お客様の資産に影響はございませんのでご安心ください。— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) 2018年5月17日
モナコインにてreorg(巻き戻し)が発生していたため、現在一時的にモナコイン入金に必要な承認数を上げております。
ご迷惑をおかけいたしますが、安全のため、ご理解のほどよろしくお願いいたします。— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年5月17日
昨日よりモナコインの入金受付を一時的に停止しておりましたが、先程入金を再開しましたのでお知らせ致します。モナコイン入金の必要承認回数は、100回へと変更しておりますので、ご注意下さい。https://t.co/wkx0QqJCAL
— ビットバンク bitbank, Inc. (@bitbank_inc) 2018年5月18日
保有者に直接的な被害が加わったのではないため、取引所は承認数をあげることにより、ブロックチェーンを安定させるのみで、出勤停止などはしていません。
モナコインの件に関して、改ざん不可能性(immutability)とファイナリティを勘違いしています。今回の件は想定されており、特に大きなニュースになる事案でもありません。
ブロックチェーンが改ざん不可能であることは間違いありません。
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2018年5月20日
ビットフライヤーのCEO加納さんは今回の件に関しては、想定可能で特に大きなニュースでないとツイートしました。
実際、通貨の需要を表す価格にそこまで影響はなく、楽観視している投資家が多いようです。
2018/06/30追記
誰も言わないみたいなのではっきり言いましょう
モナコインは投機対象としては上場効果や仕手pumpにしか期待できないゴミです。草コインと同じです
投機以上の意味を見出せないなら売るか、草コインと同じポートフォリオに入れなさい。
コインチェックに上場できたらいいな、程度の期待しか持てません東大卒トレーダー タカユキ (@BTCisOver)