- ビットコイン・仮想通貨で経済が大きく変わるらしい
- とはいっても、仮想通貨って何?
- 難しくて、結局よくわかっていない
このような人も多いのではないでしょうか。この記事では仮想通貨とは何かをわかりやすく図解も交えて説明します。この記事を読めば、最先端の知識である「仮想通貨とは何か」の全体像を理解することができます。
などを理解するために知っておくべき「仮想通貨とは何か」をお伝えします。ぜひ読み進めて見てください。
仮想通貨を購入するためには仮想通貨取引所というところに登録しなければなりません! 仮想通貨取引所でオススメなのは、ビットコインの取引手数料が無料のコインチェックです!
Coincheck(コインチェック)の登録方法について初心者でもわかりやすく画像で解説目次
※権威性を保つため、国内で取引所を運営しているビットバンク株式会社やコインチェック株式会社。仮想通貨ビジネス研究所の書籍を参考にこの記事は作成されています。
1.仮想通貨とは
1-1.仮想通貨はネット上の新しいお金のカタチ
仮想通貨とは、英語圏ではCrypto Currency(クリプトカレンシー) と呼ばれ、日本語訳すると「暗号通貨」の意味となります。
「国際的な通貨」とも言われ、今後は世界共通の通貨になると予想されています。
1-2.法律による仮想通貨の定義とは
また、日本でも仮想通貨が大きく注目されてる事実もあり、実際に法律上で以下のように定められています。
資金決済に関する法律 第二条 5による定義:
この法律において「仮想通貨」とは、次に掲げるものをいう。
一 物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
二 不特定の者を相手方として前号に掲げるものと相互に交換を行うことができる財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
(資金決済法2条5項)
それにしても、この説明。む、むずかしいね・・・
それでは、「今まで、私たちが使っていた通貨」と「仮想通貨」が、どう違うのかを比べてみましょうか。その際に、とっておきの図をお見せしましょう。
2.仮想通貨の歴史
2008年に「Satoshi Nakamoto(ナカモトサトシ)」と名乗る人物がインターネットに投稿した論文には、仮想通貨の核となる理論「P2Pネットワークでの分散処理(現ブロックチェーン)」の「秘密鍵による暗号管理」が記されていました。
この論文がきっかけとなり、仮想通貨の歴史が始まります。
論文が公開されてからたったの3ヶ月という期間で、この理論を形にしたソフトウェアが開発。
そして誕生したのが、最初の仮想通貨「Bitcoin(ビットコイン)」なのです。
当時のビットコインは、全くの利用価値がないおもちゃのお金でした。
しかしその後はみなさんもご存知のように一時は200万円を超えるほどの価値となったのです。
また、Bitcoinの最大の謎とも言われている、このビットコイン誕生のきっかけとなった「Satoshi Nakamoto(ナカモトサトシ)」の存在は未だに判明されていません。
ナカモトサトシについてはこちらの記事「ビットコインの発明者である謎の人物サトシナカモトとは?その正体に迫る」で取り上げているので、興味のある方は是非一読を。
2-1.仮想通貨によるはじめての売買
仮想通貨Bitcoinのソフトウェアが完成してから1年後の2010年には、初めての取引所が誕生しました。
この取引所で初めての仮想通貨による売買が行われたのですが、プログラマーがジョークでネットに投稿した「ピザと1万枚のBitcoinを交換しないか」というのを見た別のプログラマーがピザを注文したことに始まります。
当時は価値がなかったBitcoinではありますが、そのときに1万枚ものビットコインを手に入れたということになると億万長者になっていること間違いなしですね。
3.「仮想通貨とは何か」がわかる位置づけ図解
「今までの通貨」と、「話題の仮想通貨」は、この図のように別物だと捉える必要があります。上の図にならうと、 大きく2つに分けられます。
1.従来の通貨(円、㌦、元、㌣)
→代替通貨(電子マネー、カジノチップ、ポイント)
2.仮想通貨(ビットコイン)
→派生通貨(アルトコイン)
仮想通貨は、根本的に、今までの通貨と全く違う通貨になります。
よく「電子マネーと同じなのでは?」と疑問を持たれますが、電子マネーとも違いますし、〇〇ポイントといったものとも異なります。
3-1.電子マネーとの違い
仮想通貨も電子マネーもデジタル通貨ということには変わりはありませんが、この二つには法定通貨を基準としているかどうかという明確な違いがあります。
電子マネーはあくまでも法定通貨の代替えでしかありませんが、仮想通貨は円やドルのように特定の国家によって価値が保証されているわけではありません。
仮想通貨は国に依存しないシステムを構築しているのです。
4.日本円(法定通貨)と仮想通貨の違い
仮想通貨
|
日本円などの法定通貨
|
---|---|
単位=BTCなどアルファベット3文字 | 単位=円 ㌦ 元 ㌣ |
デジタルデータの集合(実態なし) | 紙幣、硬貨(実態あり) |
プログラミングによって自動発行 | 国が発行 |
発行上限は2100万BTC | 発行量は金融政策によって国がコントロール |
中核技術であるブロックチェーンが信用の担保 | 国への信用が通貨への信用の担保 |
いろいろ書かれていますが、重要なポイントは、「通貨を誰がコントロールしているか」です。
決定的な違いは、もともとの通貨では実現できなかったセキュリティです。仮想通貨は技術が組み込まれており、セキュリティが強いため、技術が完成すれば、国がお金のコントロールをしなくてもよくなる可能性があります。
そのため、通貨としてのその将来性が強く期待されています。
ようするに、仮想通貨はデジタルデータで、プログラマーによって守備力が高められている通貨。
だから今までみたいに管理しなくても良くなりそう。みたいな感じかな?
5.仮想通貨の仕組みとブロックチェーン
仮想通貨の仕組みを支えているのはブロックチェーンという革新的な技術です。
仮想通貨の仕組みを理解するためにも、以下の要素について理解していきましょう。
- P2Pネットワークの仕組み
- マイニングの仕組み
- ハッシュの仕組み
- 電子署名の仕組み
- スマートコントラクトの仕組み
5-1. P2Pネットワークの仕組み
仮想通貨ビットコインの取引情報は、P2Pネットワークと呼ばれる中央に管理者の存在しない分散型ネットワークを介してネットワークに参加しているノード(コンピュータ)によって処理されます。
従来のネットワークの仕組みでは、中央の管理者であるサーバーを介して、取引情報が管理されていたためセキュリティ面に脆弱性がありました。
一方で、ブロックチェーンのP2Pネットワークの仕組みでは、すべてのノードが取引情報を共有・管理しているため、ひとつのノードが外部から攻撃を受けたとしても他のノードが取引情報を保有しているためシステム全体が影響を受けることはありません。
5-2. マイニングの仕組み
仮想通貨ビットコインのコンセンサスアルゴリズム(承認方式)では、「PoW(プルーフオブワーク)」が採用されています。
P2Pネットワークのトランザクションプールの中に集められた取引情報は、マイナー(マイニングをする人)によって、「ノンス」と呼ばれる特定の数値を見つける膨大な計算作業「マイニング」が行われます。
そして、膨大な計算作業の中で最も早く正解となるノンスの値を見つけ出したマイナーには、他のマイナーに計算結果が正しいかどうかの同意を求める権利が与えられ、合意を得ることができれば、新たなブロックを生成しマイナーは報酬を得ることができます。
PoWの他にもPoSやPoLなどのコンセンサスアルゴリズムがあり、仮想通貨によって採用されているものが異なります。
5-3. ハッシュの仕組み
ハッシュとは、ハッシュ関数でランダムに英数字で生成された暗号のことです。ビットコインはハッシュの仕組みを利用することで、取引記録の改ざんを極めて難しいものにしています。
ハッシュには「計算前の元のデータが変われば計算後のハッシュ値も変わる」「一度ハッシュ化したデータはハッシュ化する前の元のデータに戻せない」という特徴があります。
そして、ブロックの中には「取引データの集合体」「ノンス値(Nonce)」「前のブロックのハッシュ値」が含まれています。
つまり、ひとつのブロック情報が改ざんされてしまえば、後続するブロックの値も変わってしまうため、改ざん者は後続するブロックを新たに生成しなくてはなりません。
例えば、ブロックA→ブロックB→ブロックCと続く場合に、ブロックAの情報を改ざんすれば後続するブロックB、ブロックCのハッシュ値も変わってしまいます。そのため、ブロックB、ブロックCを生成するために再び膨大な計算作業を行いブロックを生成しなくてはなりません。
しかし、ブロックチェーンには「ブロックチェーンの分岐から先頭までの長さが長い方が正しいチェーンと見なされる」という性質があります。
5-4. 電子署名の仕組み
仮想通貨は秘密鍵と公開鍵と言われる電子署名の仕組みを利用し、特定の鍵を保有していない人物から大切な資金が安易に盗まれることがないように設計されています。
しかし、秘密鍵と呼ばれる鍵(暗号キー)を紛失、もしくは第三者に漏らしてしまった場合は、保管している資金を盗まれる恐れがあります。
2018年1月に発生したコインチェックのように取引所が外部からハッキングを受けた場合は、自身の大切な資金を失う可能性があります。
仮想通貨取引所を利用する際は、複数の取引所に預けるなどしてリスクヘッジをすることが重要です。
5-5. スマートコントラクトの仕組み
イーサリアムのスマートコントラクトの仕組みについて解説します。
スマートコントラクトはビットコインには備わっていないブロックチェーン技術で、従来の契約システムよりもスムーズに契約完了できることを目指して開発されました。
スマートコントラクトを簡単に説明すると、ビットコインでは取引記録がブロックチェーンに記録されますが、イーサリアムの場合は契約情報もブロックチェーンに記録することができます。
例えば、不動産売買の契約をする際には、仲介業者が間に入り、物件の案内・契約情報の説明・契約の執行・顧客情報の管理などを行います。
しかし、スマートコントラクトを利用すれば、これらの作業を仲介なしで行うことが可能になるため、人的コストの削減や契約までの時間を短縮することができます。
6.仮想通貨に将来性はある?
仮想通貨と従来の通貨にある「たくさんある違い」の中でも最も大きな違いとしては、
ことが挙げられます。
仮想通貨には管理者が存在しません。したがって、価格が誰かによって操作されません。仮想通貨は、特定の国や企業に価格を操作されない仕組みで出来ているのです。
では、なぜ仮想通貨には管理者が存在しないのか。それは、技術者が新しいテクノロジーを通貨に組み込んでいるからです。
どのような技術かというと、コインそのものにブロックチェーンを組み込む技術です。これによって、通貨が通貨の信頼を担保できるようになりました。
何?いったいどういうこと?
6-1.ブロックチェーンという技術が仮想通貨に組み込まれている
…冗談はさておき、つまり簡単にいうと、仮想通貨は、たくさんの機能を”通貨自体が”持っているのです。
開発者による高い技術力によって、先ほどの魔法「ブロックチェーン」が通貨に組み込まれています。これによって「通貨×テクノロジー」が実現されます。
参考ブロックチェーンとは?その仕組みと活用を分かりやすく解説
今はまだ未完成で、発展途上ですが、完成すれば金融の仕組みが大きく変わることを意味しています。
どう変わるのかというと、「今のお金」がなくなって、もっと便利なお金のやりとりが行われるようになるとのことです。
なんで、仮想通貨が盛り上がるのか、注目されているのか。何となくわかってきた!
ところで、今って仮想通貨って使われているの?何が便利なの?メリットは?
1.仮想通貨が何に使われていて、
2.どのような利点があるかについて
3.ブロックチェーンと仮想通貨の仕組み
お伝えして、おしまいにしましょうか。
7.仮想通貨のメリットは?利点や可能性
仮想通貨のメリットをまとめると、
- 世界共通のお金
- 銀行を通さず送金できて送金手数料が安い
- 少額から投資可能
- 大きく値上がりし儲かる可能性がある
- いつでも取引ができる
- 市場拡大の余地
このようにまとめることができます。
7-1.世界共通のお金
日本なら「円」アメリカなら「ドル」中国なら「元」など、それぞれの国によって使われる法定通貨は異なりますが、仮想通貨は世界共通の通貨としてどこでも利用できます。
例えば、海外に行く場合はその国の通貨に手数料を払って両替しないといけませんし、為替のレートによっては損をしてしまうこともあるでしょう。
しかし仮想通貨には国境がありません。
どこの国でも両替する必要はなく、そのまま利用可能です。
7-2.銀行を通さずに送金できて送金手数料が安い
特にメリットを感じるのは海外送金の場合です。
銀行を通して法定通貨を海外へ送金する場合、手数料は数千円、着金まで数日かかります。
しかし、仮想通貨を送金する場合、銀行などの中央機関を介さないため、手数料はかかっても数百円程度、着金まで数秒から数十分となります。
また、銀行のように営業日などの時間制限がないため、24時間365日送金可能です。
7-3.少額から投資可能
投資と聞くと、ある程度資金がないとできないと思っている方が多いでしょうが、仮想通貨の場合、数百円からでも投資することができます。
少額から投資できるということは、仮に投資に失敗したとしてもさほど大きな損失にならないため、これまで投資をしたことがない初心者にとっても始めやすいのがメリットと言えるでしょう。
7-4.大きく値上がりし儲かる可能性がある
仮想通貨は株やFXなどと同じように価格が変わりますが、その変動の幅が大きいのが特徴。
変動の幅が大きいということは、その価格差で短期的に大きな利益を狙える可能性があるということです。
過去には「億り人」と呼ばれる億単位で儲かった人が話題となりました。
しかし大きな利益を出せるチャンスがあるということは、その分リスクもあるということを忘れてはいけません。
7-5.いつでも取引ができる
株式市場の場合、取引は基本的に平日の9時~15時と時間が決められています。
しかし仮想通貨の取引所は、メンテナンスなどで利用できない場合を除き、24時間365日いつでも取引が可能です。
7-6.市場拡大の余地
経済産業省によると「2027年6月までに、キャッシュレス決済比率を倍増し、4割程度にすることを目指す」との目標が掲げられています。
インターネット上で取引が完了する仮想通貨は、このキャッシュレス化を促進するツールとなり、仮想通貨の技術自体がもっと生活の身近なところに使われてくるようになると予想されるため、今後市場が拡大する可能性もあると言えるでしょう。
仮想通貨では金庫やATM、各支店などの設備が不要なので手数料が安く、銀行を通さずに送金ができるメリットや、24時間365日、休むことなく取引ができたり、さまざまな仮想通貨がいくつもの取引所で売買されているため少額からでも投資可能なのが魅力とも言えます。
8.仮想通貨のデメリットは?欠点やリスク
仮想通貨のデメリットをまとめると、
- 即時決済が困難
- 価格の変動が激しい
- ハッキングや紛失の可能性
- 詐欺の可能性
このようにまとめることができます。
8-1.即時決済が困難
日本ではビットコインなどの仮想通貨で決済可能な店舗は少しづつ増えてはいるものの、まだまだ店舗数が少ないの現状です。
実際に通貨として店舗での決済に使うには難しい状況にあると言えるでしょう。
8-2.価格の変動が激しい
仮想通貨は誕生してからまだまだ期間が短く、株などと比べると価格の変動が激しいのため投機的な側面が強いのが特徴です。
通貨としては価格が安定していないため、決済手段としてはまだまだ使い勝手が悪いと言えます。
8-3.ハッキングや紛失の可能性
仮想通貨の取引所には多くの仮想通貨が集まるため、ハッカーに狙われやすいという性質があります。
取引所がハッキングにあった場合、預けていた資産を取引所側が保証してくれることもありますが、そのまま取引所が破綻してしまってお金が戻ってこない可能性もあります。
次に紛失のリスクです。
仮想通貨はウォレットというお財布のようなもので管理しますが、そのウォレットの秘密鍵(暗証番号のようなもの)をなくしてしまったり、ウォレットがスマートフォンだった場合、それ自体をなくしてしまうというリスクがあります。
仮想通貨は資産を分散して管理したり、なるべくセキュリティーの高いウォレット保管するなど、自己管理が必要になってきます。
8-4.詐欺の可能性
仮想通貨は現在たくさんの種類が存在していますが、その中には残念ながら詐欺コインと呼ばれるようなものもあります。
ビットコインやイーサリアムなどメジャーなコインではなく、聞いたこともないインターネットで検索してもヒットしないようなコインを購入する場合は十分な注意が必要です。
もしこれから仮想通貨を始める方は、よくわからないコインには手を出さずに、日本の仮想通貨取引所に上場しているコインの購入から始めましょう。
9.主な仮想通貨の用途3つ
仮想通貨は現在、主に以下の3つで使われています。
- 商品購入・コミュニティ内でのやりとり
- 送金
- 投資やギャンブル目的
では、それぞれ具体的に解説していきますね。
9-1.仮想通貨は商品購入などに使える
2018年、現在。まだ一般化はされていませんが、多くの店舗で仮想通貨で支払いを行うことができます。
- DMM.com
- ビックカメラ
- コジマ
- ソフマップ
これらは、ほんの一例で、他にも多くの店舗(飲食・日用雑貨・宝石)などで使用することが可能です。
とはいえ、まだまだ一般化していません。しかし、この調子で仮想通貨における技術の可能性が広まれば、多くの店舗が仮想通貨での決済ができる日もそう遠くないはずでしょう。
9-2.仮想通貨は送金に使える
主にインターネット上やアプリなどで、ウォレット(財布のようなもの)を使用して送金したり、受け取ったりできます。
電子マネーでは仮想通貨3つの用途を十分に果たせません。例えば、個人間でお金のやりとりを行えませんし、投資もできません。
商品購入などはできそうですが、しかし「その店」や「そのグループ」でしか使えません。したがって、管理する会社が存在する点では一般化=あらゆる人が使える通貨にはなりませんね。
簡単にいうと、”そのお店”へのお金のやりとりとして使われる
→電子マネー
個人間のお金のやりとりや、多くの店舗での支払い、コミュニティに簡単に投資できる
→仮想通貨
になります。以下に仮想通貨ならではの送金メリットをまとめておきますね。
- 海外送金の手数料が安くなる
- ほぼリアルタイムで送金できる
- ダイレクトに相手の財布に届けることができる
送金手段としては、他の銀行などに比べて、セキュリティが強いがゆえに、かなり大きなメリットであると言えます。
しかし、もちろんセキュリティが無敵になるまでに「技術が完成していけばの話」ではあるので、これらのメリットを存分に発揮するには、まだ時間がかかることは頭に入れておきましょう。
9-3.仮想通貨は投資商品として保有できる
現在、ほとんどの人は仮想通貨を投資目的で保有しています。もともと、仮想通貨はテクノロジーの進歩によって生まれたもので、通貨そのものの可能性に投資する人が現れたのが仮想通貨投資のはじまりになります。
そこから、2017年に大きなバブルが来てから、多くの人が参入しました。たくさんの通貨が存在しますから、どの通貨が上がるか下がるか、いわばギャンブルのような感覚で投資するようになったのです。
10.仮想通貨バブル崩壊、そして第二ステージへ
2018年に、コインチェック事件や仮想通貨の規制などもあって価格が下がりましたが、今も、たくさんの人が仮想通貨の可能性に注目しています。
日本では、仮想通貨を規制するよりか、推進していく動きを見せています。したがって、日本において、仮想通貨自体の価値がゼロになることは考えにくいです。
初心者でも大丈夫です。実は仮想通貨投資。ネットショッピングをするくらい、簡単に始めることができます。取引所に登録することで、誰でも購入できます。
初心者におすすめは、ビットコインの取引手数料無料のコインチェックです。慣れてくればDMMビットコインなどで、幅を広げてトレードを楽しみ、Binance(バイナンス)のような海外取引所で国内取引所では買えないコインを買ってみることをオススメします。
11.ビットコイン以外の仮想通貨は?
ビットコインという名前は有名ですので、仮想通貨をよく知らない人でも知っている名前だけは知っているという人も多いことでしょう。
しかし仮想通貨はビットコイン以外にも、ものすごい種類の通貨が存在します。
ビットコイン以外の仮想通貨は、アルトコインと言われ、その数、なんと2000種類とも3000種類とも言われていますが、発行しただけで使われていない・上場もしていない通貨を含めれば、何十万種類もあると言われています。
すべてを紹介することはできませんが、ビットコイン以外の国内で有名なアルトコインをいくつか紹介しましょう。
11-1.イーサリアム(ETH)
ビットコインに次に有名な仮想通貨、イーサリアム。
ビットコインとの違いは、決済手段としてのコインというだけではなく、アプリケーションを作成のためのプラットフォームを目的とした仮想通貨ということです。
イーサリアムはスマートコントラクトという機能を搭載していて、取引記録だけではなく取引を行うと同時に、契約内容まで記録されます。
さらにはそのスマートコントラクトを利用してDApps(分散型アプリケーション)のゲームを制作したり、DEX(分散型取引所)などの制作が可能です。
11-2.リップル(XRP)
リップルは銀行間送金を行うために開発された通貨です。
高速で送金することが可能で、海外に送金する際も銀行経由でお金を送るよりも、そのお金をリップルに変えて送金を行ったあとに、リップルを再度お金に変えて送るほうが、高速で安く送金ができます。
また、与沢翼がTwitterでリップルに投資しているとの発言や、Googleが投資を行ったことでも話題になったコインです。
11-3.ビットコインキャッシュ(BCH)
ビットコインキャッシュはビットコインが分裂(ハードフォーク)してできたコインです。
ビットコインよりもブロックサイズを大きくしたり(1MB→8MB)、マイニング難易度が調整され、マイナーの数によらずセキュリティを高く保てるなど、ビットコインの問題点を完全するために作られており、将来性が期待されています。
12.仮想通貨の始め方は?
仮想通貨は仮想通貨取引所で口座開設をすると購入することができます。
簡単に流れをまとめると、
- 仮想通貨取引所で口座開設
- 日本円を入金
- 仮想通貨を購入
となります。
仮想通貨取引所の口座開設はなんだか難しそうな感じがしてしまいますが、やってみると意外とカンタンですし、購入金額も1,000円などの少ない金額で始められるので気軽に試してみることができます。
ビットコインの購入方法・買い方を初心者でもわかりやすく徹底解説
13. 仮想通貨はどこで購入すればいいの?おすすめの取引所をご紹介
仮想通貨は取引所で口座を開設すれば購入できますが、ではどの仮想通貨取引所を使えばいいのでしょう?
国内の取引所だけでも10社以上もあり、サービスも違ってくるため最初はどこを選んでいいかわかりません。
そんな方の為に、まずはここに口座開設しておけば間違いないというところを3社に絞ってご紹介します。
どの取引所も口座開設は無料でできますので、リスクを分散させるためにも下記の取引所すべてに口座開設しておくといいでしょう。
13-1.コインチェック(Coincheck)
コインチェック取引所は2018年に多額の資産流出被害に遭いましたが、その後マネックスグループに買収され、さらにパワーアップして2019年に完全復活!
ハッキング前は国内最大級の取引所でしたので、資本やユーザー数も比較的大きな数字を持っています。
2019年以降はコインチェックが徐々に以前の盛り上がりを取り戻すべく、事業を展開してくる可能性が大いにありますので、ぜひ注目しておきましょう。
13-2.DMMビットコイン(DMM Bitcoin)
アルトコインのレバレッジ取引の種類が豊富なDMMビットコイン。サポート体制も365日と充実。そして、なんと今なら口座開設するだけでもれなく1000円プレゼント中です。
取引ツールがとても使いやすく、レバレッジ取引ができるのも魅力の一つ。
レバレッジ手数料など部分的に手数料が発生するところもありますが、基本入金や出金は無料なのでお得です。
DMMビットコインはレバレッジ取引をしたいというユーザーにとっては、低予算でも効率よく資産を増やせる取引所として口座開設しておくと便利です。
(2020年4月30日まで)
13-2.ビットバンク(bitbank)
ビットバンクは国内でも比較的手数料が安いことで定評がある取引所です。
土日を含めた24時間リアルタイム入金が魅力で、高い技術力でユーザーの資産を守り、マルチシグでハッキング対策も万全。
取扱通貨は豊富な6種類。高い流動性で快適なトレードを実現しています。
14.【まとめ】仮想通貨の未来は?
仮想通貨のメリットをお伝えしましたが、とはいえ、2019年現在では、まだ規制もあり、仮想通貨が世界全体で一般化されているとは言えません。
しかし、世界の通貨が統合されるために仮想通貨が用いられれると、仮想通貨の未来は明るいです。どのように明るいかというと、銀行が必要なくなって、人間が処理していた仕事を、全て仮想通貨が自動で行ってくれるようになります。
テクノロジーの進歩によって仮想通貨は大きな注目を浴びています。まとめましょう。
・仮想通貨とは、国境を超えてインターネット上で使用できるようになる新しい通貨
・仮想通貨には、最新のテクノロジーが組み込まれている
→そのおかげで、セキュリティが非常に強く、データの改ざんがされにくい
・仮想通貨は、店舗や送金で使え、投資で儲けることができる
参考仮想通貨投資の始め方完全マニュアル – 入門〜中級まで徹底解説
仮想通貨を買うなら
「仮想通貨を始めてみたい!持ってみたい!」という知人に対して、いつもコインチェックを強くおすすめしてます。
セキュリテイ対策も万全なので、難しい知識なしに低リスクで保有することができます。多くの取引所が運営体制を指摘される中、コインチェックは非常に優秀です。