暗号通貨資格・ブロックチェーン資格の種類とその取り方を徹底解説!

暗号通貨やブロックチェーンの資格を取ろうと考えているけど、実際どうなんだろう…。

そのようにお考えの人も多いかと思い、私が実際に暗号通貨技能検定やブロックチェーン技能検定を受験するまでにリサーチした情報をまとめました。

この記事を見れば、現在、日本に存在している暗号通貨・ブロックチェーンの資格について詳しく知ることができるでしょう。

Coincheck

1.現在主要となっている仮想通貨の資格

現在、暗号通貨とブロックチェーンに関する資格は大きく分けて2種類あります。

それぞれ、

  1. 「暗号通貨技能検定」
  2. 「ブロックチェーン技能検定」

です。

ここから、それぞれの内容や主催団体、取り方について解説してきます。

2.暗号通貨技能検定

暗号通貨技能検定

2-1.暗号通貨技能検定とは

暗号通貨技能検定とは、暗号通貨の理解力の向上および使用促進・決済導入の普及を目的とした、日本クリプトコイン協会が主催する教育カリキュラムおよび技能検定試験です。

なんだか小難しい言葉が並んでいますが、要は暗号通過をより一般的に広めるために設置した資格ということですね。

では、その暗号通貨技能検定を主催している日本クリプトコイン協会とは、一体どんな団体なのでしょうか?

2-2.誰がやってるの?(信用できるの?)

日本クリプトコイン協会は、通称JCCA(ジェシカ)と呼ばれる一般社団法人になります。

基本理念として、

暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。

と掲げています。

なんだか論理が飛躍している感がありますね。さらに理念を読み進めていきますと、

あなたも、私たちも、誰もが「子供」としての時代を生きてきました。そして、それぞれがそれぞれの人生を歩み、大人の階段を昇っています。そんな大人たちを見て、子供たちはこう言います。
「お父さんお母さん、叔父さん叔母さん、お兄さんお姉さん、こんなに楽しい世界を残してくれてありがとう!」
私たちは暗号通貨を通してそのような世界を創造し、伝えていくことを目指しています。

と、記載されております。

いやもうこれは、一体何を目指しているんでしょうか、怪しさが滲み出てルぞ!

団体の目的としては、暗号通貨・ブロックチェーンの正しい理解と普及だそうです。

これは筆者も重要なことはだとは思っています。そのための具体的な手段として資格を実施しているということですね。

他にも暗号通貨大学校や「ビットコイン・スクランブル」というゲーム感覚でビットコインを獲得できるサービスをやっているようです。

代表理事は、 山下健一(@Kenichi_Y)さん という方です。他にも、素質論資格者協会の素質論インストラクター、日本メンタルヘルス協会の公認心理カウンセラーでいらっしゃるようです (暗号通貨に関する経歴ないですね、、)。

そんな日本クリプトコイン協会が実施している「暗号通貨技能検定」はどのような資格なのでしょうか。

2-3.暗号通貨技能検定とは

暗号通貨技能検定は「初級編」と「上級編」分かれます。それぞれどのようなものなのか見ていきましょう。

2-3-1.初級編

初級編とは、その名の通り、暗号通貨について知って間もないような方が対象とした資格です。なんと、前提知識なしで受けることができます。
なぜなら、試験を受けるために、暗号通貨に関する基本的な知識を学べる講義を行ってくれるからです(講義内容の詳細はこちらで確認してみてください)。暗号通貨に関する基本的な知識を体系的に学べるようになっているようです。講義後、25分間の試験を受けて、80点以上獲得することで合格になります。合格発表は、なんとビットコインキャッシュの送金でその額によって行われるそうです!

2-3-2.上級編

上級編は初級編に合格することで、受験することができます。初級編とは違い、上級編はかなりレベルが上がるそうです。法的な知識や細かい技術的要素の理解が求められます。さらに、試験も初級編のような試験ではなく、小論文と口答による試験となります。

暗号通貨に対する深い理解はもちろん、それらの知識を利用して自らの考えを述べることができるかが求められるようです。これらを合格することで、公認暗号通貨技能アドバイザーとして協会が運営する様々なサービスに従事することができるようになります。

2-4.暗号通貨技能検定を取るメリット

さらに、その後も公認インストラクター、公認コンサルタントと道が開かれています。公認コンサルタントまでに至ると、企業に派遣され面と向かって暗号通貨のアドバイスができるようになるそうです。

しかし、初級編と違ってかなり求められるレベルが違いますね。。ただ、こちらも初級編と同じように講義が用意されています。レベルが高いと言えども、専門の方からの講義があるなら安心ですね。

仮想通貨女子
ここまでくると仕事にも繋がりそうで、取る意義はありそうですね!

2-4-1.受けるには?勉強方法は?

申し込みは日本クリプトコイン協会のHPで申し込むことができます。面倒な手続きもなく簡単に申し込めますね。初級編は、全国各地でかなりの頻度で開催されているので手軽に受験できそうです。

料金は、初級編が30,000円(税別)、上級編が80,000円(税別)です。講義付きとは言え、他の資格と比べるとかなり高めの料金体系になっています。。

しかし、受験して仮に落ちたとしても、再受験制度があるそうです!落ちて再度受験の際に同じ料金を払う必要がないのは少し安心ですね。

勉強方法は先ほど述べた通り、どちらも講義が用意されているので、特別な用意は必要ないようです。特に初級編は事前に資料も送付されるので、予習が可能です。

3.ブロックチェーン技能検定

ブロックチェーン技能検定

3-1.ブロックチェーン技能検定とは

ブロックチェーン技能検定は、暗号通貨を支える技術「ブロックチェーン」の正しい理解とその普及を目的として、ブロックチェーン推進協会(通称BCCC)が実施している検定です。

元々はエンジニア向けの検定でしたが、最近ブロックチェーンの認知やサービスが出てきたからなのか、ビジネス向けのコースも今年2月から実施されています。

3-2.誰がやってるの?(信用できるの?)

そんなブロックチェーン技能検定を実施しているブロックチェーン推進協会ですが、どのような団体なのでしょうか。

ブロックチェーンをビジネスに応用することが目的でもあるので、会員企業はかなりの数があります。日本マイクロソフトや大手仮想通貨取引所を運営しているbitbankも加盟しています。

協会の代表は、インフォテリア株式会社代表取締役の平野洋一郎(@pinahirano) という方が務めていらっしゃいます。

3-3.具体的な資格の内容は?取って意味あるの?

先ほども述べた通り、この検定はエンジニア編とビジネス編の2つが用意されています。双方ともブロンズ・シルバー・ゴールドと3つのクラスが用意されています。暗号通貨技能検定とは違い、オンラインで受験でき、さらに結果もすぐに出るとのことです。

3-3.1エンジニア編

エンジニア向けに技術的な問題がメインの検定です。ブロックチェーンに関わる幅広い知識が問われます。数学やそもそもであるネットワークについての知識も問われるそうです。

具体的には、

– ECDSA:数学的な知見に関する問題
– データ書式:ブロックチェーンのデータフォーマットに関する問題
– Script:ビットコインでの取引を行う際のコマンドの知識に関する問題
– BIPS:ビットコインの標準仕様に関する問題
– P2P:ネットワークのコア技術に関する問題

の5つの分野から出題されるとのことです。それぞれ10問ずつ系50問の試験になります。

2-3-2.ビジネス編

こちらは今年の2月から新たに設置されたコースです。具体的な内容ですが、公開されていません。。具体的に知るには以下の方法が考えられます。

2-6.受験方法・具体的な勉強法について

仮想通貨女子
ブロックチェーン検定を受けるにはどうすれば良いの?どこまで勉強したら受かるの?

 

受験するには、ブロックチェーン技能検定協会で申し込みをします。料金はどのコースも20,000円程。

ちょっと高いって感じですね。受験はオンラインなので順次受験可能です。この手軽さは嬉しいですね。

勉強方法は、残念ながら参考書の紹介や暗号通貨技能検定のような講義の実施はありません。ただし、ブロックチェーン大学校が開講しているブロンズコース(エンジニア・ビジネス双方とも)の内容に基づいているとのことです。

確実に合格したいならブロックチェーン大学校のコースを受講することが良いということですね。

3.まとめ

以上、現在暗号通貨・ブロックチェーンの資格に関する紹介でした。

今年に入って世間での認知が広がった暗号通貨・ブロックチェーン。当然紹介した資格の認知度もこれからということだと思いますが、今のうちに取っておくことで、いざ暗号通貨・ブロックチェーンが一般的になった時は、資格としての効果は大きくなるのではないでしょうか。

現状、日本では暗号通貨・ブロックチェーンを利用したサービス・ビジネスがまだまだ出てきていない状況で、特にエンジニアが圧倒的に不足しています。

少しでも暗号通貨・ブロックチェーンに興味があり、ちゃんと理解したどうか客観的に証明したいという方はぜひ一度検討してはいかがでしょうか。

仮想通貨女子
ブロックチェーンを学べる大学もあるらしいので要チェックだよ!