仮想通貨ビットコインで儲かる方法やビットコインに投資するメリット・デメリットについて解説していきます。
このような疑問をお持ちではないでしょうか?
仮想通貨ビットコインは2017年で価格が大暴騰したコインで、テレビや新聞、ネットで大々的に取り上げられたことで一般の方にも認知されるようになった最も有名なコインです。
しかし、2018年1月からは価格が暴騰していき、現在(2019年2月26日)、ビットコインの価格は40万円台にまで下落しています。
本記事では、初心者の方でもわかるように、ビットコインの下落相場でも儲かる方法や今後のビットコインの動きについて紹介していきます。
ビットコインとは
仮想通貨ビットコインは、サトシ・ナカモトと名乗る人物によって生み出された最も歴史の古い仮想通貨で、決済手段として利用することができる電子通貨です。
日本円には実態があり中央の管理機関である金融機関が管理していますが、ビットコインの場合は実態が存在せず中央で管理している機関が存在しません。
具体的にはブロックチェーンと呼ばれるネットワーク上でネットワークに参加しているノード(コンピュータ)同士が発生した取引を処理・管理しています。
ビットコインを利用するメリット
送金の手間や手数料の削減
今まではお金を誰かに送金しようとしても銀行を経由して送金を行わなければなりませんでしたが、ビットコインの場合は個人間で資金の移動を行うことができるため送金にかかる手間や手数料を削減することができます。
セキュリティ面で安心
金融機関などにお金を預ける場合は個人情報の流出やハッキングといったリスクが懸念されますが、ビットコインの場合はブロックチェーン上で強固なセキュリティシステムの元で管理されていますので比較的安心できます。
世界共通の通貨のため両替が必要ない
ビットコインは世界共通の通貨ですので、日本からアメリカに行く際に日本円をドルに両替する必要はありません。また、政府機関の独裁によって通貨の価値が左右されることもなくなるため通貨への信頼度も向上します。
ビットコイン億万長者が続出した理由
2017年〜2018年1月までにかけてビットコインの価格が上昇していくと同時に「仮想通貨で人生が変わりました」「眠っているだけで資産が増える」というように一攫千金を叶えることができた方が度々メディアで取り上げられました。
実際に当時の2017年から2018年までの相場を確認してみましょう。
2017年の段階では1BTCの価格は約10万円ほどしかありませんでしたが、2017年末の段階で20倍以上も価格が高騰しています。
例えば、1BTCが10万円のときに10BTCを100万円で購入していた場合、ビットコインを持っているだけで2018年になる頃には総資産額は2億円になっているという計算になります。
つまり、初心者の方でも仮想通貨を購入して保有しているだけで日に日に資産が増え続けるという現象が起きていたということがわかります。ビットコインで億以上を稼いだ億り人が多く続出したのは相場状況がかなりシンプルであり、価格の高騰が急速であったためです。
当時と現在とでは相場状況が異なりますので、ビットコインに投資をする際には「簡単に儲かる」という安易な考えで投資をしないように気をつけましょう。
ぶっちゃけ今からやっても儲かる?
ビットコイン投資を今から始めた場合でも儲かります。現在はビットコインをはじめとする仮想通貨は下落トレンドですが、相場が下落中であっても資産を増やす方法は存在します。
しかし、現物取引でビットコインに投資をして資産を増やしたいという方は、相場が上昇トレンドになりビットコインの価格が上昇しなければお金を稼ぐことはできないため慎重に売買を行う必要があります。
ビットコインで儲かる方法
ビットコインで儲かる方法は以下の通りです。
- 保有による価格上昇
- デイトレード
- アービトラージ
- マイニング
順に解説していきます。
保有による価格上昇
ビットコインを購入し価格が上昇するまで保有する方法があります。国内の取引所であれば日本円とビットコインの売買を行うことができますので、希望の量だけビットコインを購入し数ヶ月から数年ほど放置します。
例えば、1BTC50万円のときに1BTCを購入して、1年後に1BTC200万円になっていた場合は4倍もの利益を得ることができます。しかし、相場次第ではマイナス4倍になっている可能性もあります。また、1~3年では価格がマイナスになっていたとしても4~6年の期間で見ればプラスになる可能性も十分にありますので焦らずじっくり待つことが重要です。
もし、あなたが長期的にビットコインを保有して資金を増やしていきたいのであれば、損をしても許容できる範囲内で資金を投じましょう。
さらに、取引所がハッキング被害などにあってしまうと資金を出し入れできなかったり最悪の場合は資金が戻ってこない可能性もありますので、複数の取引所へ資金を寝かせておくとリスクを避けることができます。
レバレッジ取引
レバレッジ取引とは、本来の価格よりも何倍も大きな額で取引することができるトレード手法です。
例えば、取引所に1BTCしかなかった場合でもレバレッジを5倍に設定すれば5BTC分の資金の運用が可能になります。この場合は、得られる利益も5倍になりますが損をした場合は損失も5倍になりますので、レバレッジの取り扱いには注意しなくてはなりません。
また、プロトレーダーのKAZMAX氏もレバレッジは1~3倍までに抑えてリスクを抑えることを推奨しています。
レバレッジ取引を行う際には「ロング(買い)」か「ショート(売り)」を選択できるようになっています。相場が今後上昇すると予測したのであれば「ロング」、下落すると予測したのであれば「ショート」を選択します。もし、予測した向きに相場が動いた場合、上昇・下落に関係なく利益に繋げることが可能です。
前途した2017年の急激な上昇相場では高いレバレッジをかけているだけで資産はみるみる大きくなっていきますし、長期的な下落トレンドになってからはレバレッジ取引を上手く活用することで利益を積み重ねて儲けることができます。
アービトラージ
アービトラージとは、取引所と取引所の価格差を利用して利益を得るトレード手法のことです。
例えば、ある取引所Aでは1BTC50万円の価格であるのに対して、取引所Bでは1BTC51万円の価格が表示されているのであれば、取引所Aで1BTCを購入し取引所Bで1BTCを売却するすれば、価格差1万円分の利益を獲得することができます。
株やFXなどは相場の値動きを予測しながら売買を行う必要があり豊富な実戦経験や知識が必要とされますが、アービトラージの場合は価格差で利益が得られるかどうかですので、初心者の方でも気軽に取り組みやすいトレードです。
同じ仮想通貨なのに取引所間で価格差が生じる理由は、ビットコインが一つのマーケットで取引されるのではなく国内外にある複数の取引所でユーザーが売買を行うためです。
例えば、同じ取引所の中でビットコインを購入したい人が増加することで、買い注文も増えるため価格が上がります。反対に、売却したい人が増えれば価格は減っていきます。
このように、ビットコインをはじめとする仮想通貨はそれぞれの取引所の中で売買されるため、ユーザーの「需要」と「供給」の影響で価格差が発生します。そのほかに、取引所の利用者数や仮想通貨の流通量も取引所の価格差に影響します。
取引所間に価格差が生まれるということは価格が大きい取引所と小さい取引所が存在するということです。しかし、実際にはアービトラージの影響を受けて取引所の価格差は限定的になり徐々に縮小していく傾向にあります。
マイニング
マイニングは膨大な計算式を処理する作業のことを指し、マイニングの役割は主に「仮想通貨の新規発行」と「ビットコインの取引承認」です。
マイニングで利益を得る方法は以下の3種類あります。
- クラウドマイニング
- プールマイニング
- ソロマイニング
それぞれについて順に解説していきます。
クラウドマイニングとは
クラウドマイニングとは、マイニングを専門に行なっている組織・団体に料金を支払い、マイニングを行う方法です。もちろん、そのマイニングで得た利益は依頼者が受け取ることができます。
クラウドマイニングは、組織に依頼するだけですのでマイニングに興味があるけど、自分で運用・管理したくないという方にぴったりです。また、自分でマイニングを行う場合は多額の設備費用や電気代金が発生するためリスクも大きくなります。
これからクラウドマイニングを試してみたい方は、依頼先の組織が信用できるかどうかの確認や組織が倒産しても生活に影響のない範囲内で投資するようにしましょう。
プールマイニングとは
プールマイニングとは、個人でマイニングを行うのではなく集団で協力してマイニングを行う方法です。
プールマイニングはクラウドマイニングと異なり、複数人でマイニングを行うため計算処理のスピードも早く安定しているため期待通りの結果を得やすいという特徴があります。
一方で、マイニングで得た利益は分散されるため大きな利益は得にくいです。また、クラウドマイニングと異なりマイニングをするための設備を用意しなくてはいけないためコストがかかります。
ソロマイニングとは
ソロマイニングとは個人で行うマイニング方法です。個人で行うため得られる報酬は多いですが、収益を得られる可能性は低く不安定です。ただし、プールマイニングやクラウドマイニングなどで必要になってくる手数料などの費用が発生しません。
もちろん、ソロマイニングでもマイニング機材を用意する必要があるため、初期費用や電気代を考慮した上でマイニングを行う必要があります。
ビットコインに投資するメリット
24時間365日取引できる
株やFXは土日に取引をすることはできませんが、ビットコインの場合は24時間365日で取引を行うことができます。そのため、早朝や夜遅い時間帯、移動時間など、いつでも取引に参加できるので仕事やプライベートの時間とも調整しやすいです。
ビットコインが上昇トレンドに変わる可能性
ビットコインは2018年11月に長期的に割れなかった65~68万円のラインを大きく割り、2019年2月末の現在は40~42万円をさまよっています。
もし、ビットコインに投資をしたいのであれば、ビットコインが長期的な上昇トレンドに変わる可能性を見込んで価格が安くなっている今のタイミングで投資をすべきです。
ただし、ビットコインが再度上昇するかどうかは相場を操っている投資家以外は知ることができませんので慎重に投資をする必要があります。
少額から取引することが可能
ビットコインは1000円もあれば取引ができるため手軽に投資を始めやすいです。一方で、株は10万円以上の資金、FXは数万円以上など一定の資金がなければ取引をするには不十分です。
今では取引所のキャンペーンで「口座開設をすれば1000円キャッシュバック」という打ち出しも頻繁に行われていますので、ぜひ1000円から仮想通貨投資にチャレンジしてみてはどうでしょうか?
ビットコインに投資するデメリット
価値が保証されていない
日本円のような法定通貨であれば国が潰れない限りは通貨の価値がなくなることはありませんが、ビットコインの場合はビットコインの所有者が価値を維持していますので、世界中の誰もがビットコインを手放してしまえば価値は無くなってしまいます。
また、ビットコインのシステムに何かしらの支障が出た場合に価値が無くなるリスクがあります。
取引所のハッキングリスク
2018年には国内取引所のcoincheckやzaifが外部からハッキングを受けたことで多額の顧客資産が流出しました。
結果的に流出した資産は取引所が補償していますが、最悪の場合は補償されない可能性もありましたので、ひとつの取引所を信頼して多額の資金を預けることはリスクが非常に高いと言えます。
リスクを最小限に抑えるためには、専用デバイスのウォレット端末を購入し仮想通貨を保管したり、取引所を複数に分けて資産の分割管理を行い、リスクを最小限に抑えることが重要です。
相続できないリスク
仮想通貨を保管している取引所のパスワードやウォレットの秘密鍵などを把握していなければ、最悪の場合は資金を引き出すことができなくなってしまいます。
そのため、突然の病気や事故で親族が亡くなってしまった際にビットコインの相続をしようとしても、誰も資金を引き出すことができなくなってしまいます。
ただし、パスワードや秘密鍵は大切な資産を移動させることができるため親族に共有する際にも十分に注意する必要があります。また、相続人へデータを共有する際には紛失することがないようにセキュリティ対策を施したデータファイルなどを渡すようにしましょう。
まとめ
今回はビットコインで儲かる方法やビットコイン投資を始めるメリットやデメリットを解説しましたが参考にしていただけましたでしょうか?
2019年2月26日時点でのビットコイン価格は40万円台を行き来しておりますが、長期的に見ると上昇トレンドに転換するという可能性もございます。
ビットコインの投資を始めたいという方は失っても問題ない資金の中でビットコインを購入し、専用のデバイスで長期保管されることをおすすめします。