5ちゃんねるのニュー速VIPと言えば、まとめサイトなどで人気がある事でも有名です。
そんなニュー速VIPが最近になりふたたび注目されているのですが、その理由はなんと「仮想通貨の開発」です。
この記事ではVipsar Coinの特徴や、将来性などを詳しく解説いたします。
Vipstar Coin(VIPS)とは
Vipsar Coinは巨大掲示板2ちゃんねるのニュー即VIP板発祥の仮想通貨です。
ニュー即VIP板に集う「VIPPER」達により開発され、2018年に誕生したばかりのコインですがすでに多方面から関心を集めています。
5ちゃんねる発祥の国産コインといえばモナコインから始まって、最近ではNANJCOINも話題になりましたよね。
Vipstar Coin(VIPS)もこれらの国産コインに負けず劣らず、高い技術を備えた仮想通貨なんです。
すでに海外のイベントなどでも使われていたり、大きな成長が期待されている存在ですが
基本スペックから概要、メリット・デメリットの両方に迫ってみたいと思います。
Vipstar Coinの基本情報
まずは基本情報をおさらいしましょう。
プロジェクト名 | Vipstar Coin(ビップスターコイン) |
---|---|
通貨単位 | VIPS |
総発行枚数 | 700億VIPS |
時価総額 | 約30億円 |
マイニング方法 | Pow(プルーフ・オブ・ワーク) PoS(プルーフ・オブ・ステーク) |
2018年12月現在の価格は1 VIPS=0.01円前後です。
QTUMのブロックチェーンをベースに開発されており、高い技術力と利便性を兼ね備えたコインなのです。
運営・管理を行っているのは株式会社VIPSTARで、会社概要は下記の通り。
社名 | 株式会社VIPSTAR |
---|---|
所在地 | 〒113-0034 東京都湯島1丁目2-5 |
代表者 | 亀山 康弘 |
メールアドレス | pr@vipstarcoin.jp |
Twitter: | @VIPSTARCOIN |
公式HP | https://www.vipstarcoin.jp/ |
Vipstar Coinの歴史
Vipstar Coinは誕生から1年もたっていないコインのため、歴史は浅いのですが誕生の敬意はとてもユニークです。
先ほども触れたとおり、Vipstar Coinは5ちゃんねるの「ニュー速VIP」から誕生しました。
そこで仮想通貨をつくるために有志を集っていたのが、株式会社VIPSTAR代表の亀山氏。
数々のテスト段階を経てVipstar Coinを配布するためのスレッドを立てたり、徐々に盛り上がってきました。
当初の予想に反して反響が大きかったこともあり、2018年4月には開発資金を集めるためのクラウドファンディングが開催されました。
1週間で目標金額の15万円を大きく上回る300万円の調達に成功しました。
同月にはCoinExchange、CryptoBridgeへ上場し、都内にVIPSTAR COINで支払いができるカフェも登場しました。
活躍の場は国内だけには留まらず、6月にはドイツのアニメイベントCoAketとの提携を発表しました。
さらに同じくドイツで行われたgamescom 2018というゲームイベントで、物販の決済方法として採用されるなどまさに驚異的なスピードで成長を遂げています。
今後は、ソーシャルゲームの開発や5ちゃんねる公式コインへの認可を目標としているようです。
Vipstar Coinの概要と特徴
Vipstar Coinのキャッチコピーは「楽しさを、買おう。」です。
このフレーズの通り人々が楽しめる趣味や娯楽の場で使われることを目標に開発されました。
もちろんそれ以外でも店舗での決済方法や被災地支援など多目的使用を視野にいれています。
Vipstar Coinの特徴はこんなものがあります。
マイニング方法がPoWとPoSの2種類
Vipstar Coinでは現在主流のPoW(プルーフ・オブ・ワーク)と、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)の2つのマイニング方法が利用できます。
PoWは計算によって取引の承認を行う方法で、マイニングに電力消費とマシンの性能が求められます。
PoSは、コインを所有している量に応じて新規発行コインが得られる方法です。
2つのマイニング方法をハイブリット搭載することで利用者にとってはマイニングがしやすく、運営にとってはインフレが起こりにくいというメリットがあります。
コミュニティが強固
モナコインやなんJコインにも言えることですが、Vipstar Coinも「このコインを盛り上げよう!」というコミュニティの強さがあります。
Vipperと呼ばれるニュー即VIP板の住人が有志となり、力を出し合って目標をひとつずつ叶えていっているのです。
先ほど説明したクラウドファンディングや、ロゴやイメージキャラクターの投票イベントなど「自分たちが作っている」という実感が持てる点も人気の秘訣でしょう。
現在でもVipstar Coinのホルダーがニュー即VIPやTwitterを利用してイベントを行っています。
スマートコントラクト&トークン発行が利用できる
スマートコントラクトは、イーサリアムやEOSなどの人気のコインにも搭載されています。
「契約の自動化」とも説明され、支払い履歴だけでなく「○○さんがいくら支払ったら△を行う」といった契約の内容もブロックチェーンに保存できる仕組みのことを言います。
従来の契約よりもコストと時間が節約できるため支払い、音楽配信、保険、企業間取引など幅広いジャンルで利用されています。
仮想通貨が登場してから生まれた概念のようにおもわれがちですが、実はそれ以前から存在する考え方なんです。
初めてスマートコントラクトを用いた例としてよく自販機が挙げられます。
・購入に必要な金額の支払い
・銘柄(飲み物の種類)の特定
という2つの動作が行われることで契約に必要な条件が達成されます。
その結果として「必要な金額を支払った人に指定された飲み物が渡される」という動作が完了するからです。
トークン発行もイーサリアムなど、人気の仮想通貨を利用して行われることが多いですね。
たとえばICOやゲームでよく見られるERC-20トークンというものは、「イーサリアムのブロックチェーン上で作ったトークン」という意味です。
Vipstar CoinはイーサリアムやNEMと同じように、特別な知識がなくてもオリジナルのトークンが誰でも簡単に作れるんです。
これにより、イベント内での通貨として利用したり、会社内で株券のように配当を分配するなど多様な使い方ができます。
ワールドワイドヌクモリティ
初見だと、いったいどういう意味?と首をかしげてしまいそうですが実はプロジェクトの芯となる考え方なんです。
Vipstar Coinは将来的に、寄付がしやすい環境を作りたいと考えています。
2018年は世界各地で大きな災害がありましたが、寄付をしてもそのまますぐに困っている人を助けることはできないですよね。
まずは団体を通して、集まった金額をどう使うかを決めて・・・現在のシステムでは実際に被災者に届くまでは時間が必要です。
海外から支援を行うにはさらに手間と日数がかかってしまいます。
ところが、仮想通貨だったらウォレットアプリさえあればダイレクトに支援することが可能なんです。
より寄付が手軽にできるようになることを目指して開発されているのが「ワールドワイドヌクモリティ」というプラットフォームなんですね。
Vipstar Coinの問題点
技術的にもビジョンも有望なVipstar Coinですが、問題点がないわけではありません。
現在問題として2つポイントが存在すると思います。
規模が小さい
Vipstar Coinは国際的な多目的利用するために開発されたコインですが、開発チームは5人だけと有名な銘柄と比較にならないほど規模が小さいです。
誕生したばかりのためしかたない部分もありますが世間的な認知度も低いため、現在メインとしているアニメファン・ギーク層以外の人々にも積極的にアピールしていく必要があります。
仮想通貨市場が落ち込んでいる
2018年は1月末にコインチェックのNEM盗難、9月にはZaifでビットコインなどがハッキングにより盗まれてしまいました。
どちらの事件も被害額が大きかったため一般ニュースでも連日取り上げられたことも記憶に新しいのではないかと思います。
一連の事件の影響で日本国内で盛り上がりつつあった仮想通貨熱は急速に冷えていきました。以前の水準まで戻るにはまだ時間が必要だといわれています。
仮想通貨自体に否定的な感情を持つ人も少なくないため、Vipstar Coinにとっては厳しい状況が続くかもしれません。
Vipstar Coinの今後と将来性
国産コインとして注目を集めるVipstar Coinですが、将来性はあるのでしょうか?
運営が事業拡大に積極的であること、国内外のイベントで使われることなどから他の草コインと比べても将来性が高いと言えそうです。
ただ、まだプロジェクトはスタートしたばかりですし規模も小さいためなんとも言えないというのが正直な所です。
ロードマップを見てみると、2019年はアプリをリリースしたりさらなる事業拡大を予定しているようです。
今までロードマップ通りに成長してきたVipstar Coinですので今後も順調に行けば、価格も上がってくることが予想されます。
国産コインとしては2番目にスマートコントラクトを搭載するなど機能性も高く、コミュニティの結束も強いので今後が楽しみなコインのひとつです。
Vipstar Coinの口コミ(twitterなど)
VIPSが覚醒する逆転の一手。
今主に懸念されてるのが、
・運営の保有量が多すぎる点
・総発行枚数が多すぎる点➡︎大量にバーンすれば不安解消では?
2satで売りで運営資金はそれなりに確保出来てるだろうし、マジで可能性あると思ってる。
これならインパクトすごいしね。#VIPSTAR #VIPS— イナゴ9段@NANJCOIN (@voncla_era) April 20, 2018
iPhoneの自分にとってVIPSのWEBウォレット本当に便利
送る度にパソコン立ち上げて、ウォレット立ち上げて、同期終わるの待って、ロック外して、アドレスコピーして、送金していたのがiPhoneでアドレスコピーして送金して終わり!
感動した!#VIPS #vipstar #webウォレット #仮想通貨— hhuh (@dadada123789) August 20, 2018
https://twitter.com/M_HIRO_XRP/status/1041698814380335104
SNSを見てみても、Vipstar Coinは注目度が高いことが分かります。
それほどユーザーから期待されているんですね。
Vipstar Coinが購入できる取引所
こちらではVipstar Coinが買える取引所をご紹介します。
国内の仮想通貨取引所では取り扱いがないので、Vipstar Coinを購入するには
日本の取引所でBTCかETHを購入して下記の取引所へ送る必要があります。
TOPBTC
マルタ共和国に拠点を置く、中国系資本の仮想通貨取引所です。
対応言語は
・英語
・中国語
・韓国語
・日本語
・ロシア語
・フランス語
・ドイツ語
・スペイン語
など、多岐にわたります。
スタートしてから間もない取引所ですが、オリジナルのTOPBトークンが販売されたことでも話題を呼び、取引量も順調に伸ばしています。
TOPBトークンはバイナンスなど、他の取引所系トークンと同じように
・取引手数料の割引(所持量に応じて50%~95%オフ)
・上場銘柄への投票権
・エアドロップイベントへの参加
などのメリットがあります。
当初は収益配当される予定でしたが、中止になったようですね。
通常利用の場合は取引手数料は一律0.2%、入金手数料が0.5%となっています。
Vipstar Coinの他にも、珍しい銘柄が多く上場しているのが特徴です。
日本で人気のXPコインなども取り扱っているので、日本人ユーザーも多くSNSで情報収集しやすい点がメリットでしょう。
ただ、まだ新しいサービスということもあり、UIや取引画面が使いにくいと感じる人もいるようです。
CoinExchange
600種類以上の銘柄を取り扱っているため、草コインやマイナーコインを取引したい人が多く利用しています。
また、メールアドレスさえあれば身分証明書を提出して本人確認を行う必要がないのですぐにほしいコインが購入できる手軽さが人気です。
通貨ペアに限らず取引手数料は一律0.15%で、
基軸通貨は
・Bitcoin(BTC)
・Ethereum(ETH)
・Ethereum Classic(ETC)
・LiteCoin(LTC)
・Dogecoin(DOGE)
の5種類となっています。
Vipstar Coinのように単価が低いコインを買うときは、DOGEcoinを使うのがメジャーなようです。
ちょっと怪しい取引所のように思われがちですが、チャート分析が細かくできると投資家から高い評価を得ています。
利用できるインディケーターは70種類もあるので、詳細にテクニカル分析をしたい人におすすめです。
CryptoBridge
https://crypto-bridge.org/
決まった会社が運営している従来の取引所とは違い、CryptoBridgeはDEXと呼ばれる分散型の取引所です。
運営元に資産を預けるわけではなく、ユーザー個人のウォレットから直接取引をするためハッキングなどのリスクが低いのが特徴です。
Vipstar Coin を含む126以上の通貨を取り扱っており、日本語表示にも対応しているので使いやすさと安全性が両立されているので取引量が急上昇しているんですよ。
取引画面もシンプルで見やすいので、海外の取引所をはじめて使う人にもおすすめです。
こちらもBCOというトークンが存在し、保有している期間に応じた収益が分配されるシステムです。
まとめ
- Vipstar Coinは5ちゃんねるから誕生した国産仮想通貨
- 社会問題や寄付に対するハードルを下げるためのプラットフォームを開発中
- 国内だけでなく、海外のイベントでも支払い方法として採用されるなど注目があつまっている。
今回は、Vipstar Coinについて詳しく解説しました。
国産仮想通貨として運営とホルダーが一体となって作り上げている最中ですが、どのように受け入れられるか将来が楽しみな存在です。